4.ケース38.ワシントンD.C.,1952年7月19日
記録にある中で,もっとも有名で特異なレーダー目視捕捉は,ワシントンD.C.近郊で1952年7月19日夜〜20日未明にかけて起きた事件である2,4,5,10,24,25).おかしなことだが,1週間後にも同様の事件が発生した.
公式の説明では,レーダーと光の伝播への大気の影響が持ち出された.
7月19/20日の0時前に,CAAのレーダーは通常の航空機とは異なる,速度の変化する(〜800mph)多数の未確認目標を捕捉した.
経験豊富なCAAレーダー操作員たちは,それらの反射を観測した.ARTCレーダーだけでなく,離れた位置にあるARSレーダーでも対応する目標が捕捉されており,アンドリュース空軍基地のレーダーでも観測されていた.
同時に,地上と航空機の観測者たちが,地上レーダーの捕捉したブリップの位置と一致したところに,未確認の光体を観測していた.
考察
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