なぜパイロットはUFOを目撃しないのですか?
こういう質問は,基本的にUFOの歴史について知識のない人でないと出てこないものである.パイロットの目撃例が“少しは”あると思っている人の場合は,「もし大気圏内をUFOが飛んでいるなら,なぜ旅客機や軍のパイロットがしょっちゅう目撃しないのですか?」という形の質問になる.
その回答として,以下の事例を考察する(本論文内で参照するために,事例に番号をつけることにする).
1.ケース1.アイダホ州ボイシ,1947年7月4日 考察
2.ケース2.アラバマ州モントゴメリー,1948年7月24日 考察
3.ケース3.アイオワ州スーシティ,1951年1月20日 考察
4.ケース4.ミネソタ州ミネアポリス,1951年10月11日 考察
5.ケース5.ペンシルバニア州ウィロー・グローブ,1966年5月21日 考察
6.ケース6.ケベック州東部,1954年6月29日 考察
7.ケース7.インディアナ州ゴーシェン,1950年4月21日 考察
8.ケース8.バージニア州ニューポートニューズ,1952年7月14日 考察
9.他にもパイロットたちの目撃事例を(最近のも過去のものも)多数挙げることができる.民間パイロットだけでなく多数の軍のパイロットが異常で説明のつかない物体を目撃しているのである(この種の事例については特に参考文献10と7を参照).
以上からわかるように,「なぜパイロットはUFOを目撃しないのですか?」という質問に対する答えは,「いいえ,目撃しています」ということになる.
|