7.ケース7.インディアナ州ゴーシェン,1950年4月21日 考察
TWAのパイロット2名にインタビューしたところ,彼らが思い出した物体の形状には違う点があったが,2人ともそれが航空機ではないと確信していた.また,2人とも物体が赤く輝いていたことや,高速で離脱したことを強調している.マニングはそのようなものはこれまでに一度も見たことがないと語っている.
最近航空会社からのUFOの報告が減っている点について質問したところ,彼は,パイロットが報告を躊躇しているのが主な原因だと述べた.
また,アーディケスは,私が質問した多くのパイロットたちと同じく,航空会社がそうした報告を規則で禁止しているようなことは聞いたことがないと語った.
私はアーディケスに,この目撃の公式説明として“雲に映った溶鉱炉の影”と書かれている文献5)があることを教えた.彼はまったく問題外だと述べた.
ここで注意しなければならないのは,他のパイロットの目撃事例と同じく,視線が下方に向いていたことで,識別不能目標の距離がかなり制限されることである.そういうケースでは,流星説はほぼ自動的に除外される.ゴーシェンのケースにはどんな気象学的,天文学的,光学的説明も該当しない.
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