1.ケース1.
アイダホ州ボイシ,1947年7月4日
あの有名なアーノルド事件からわずか数日後に,ユナイテッド航空DC-3の乗員がボイシから離陸してすぐに,翼のない円盤の編隊2群を目撃した8,10,22,28).
私はパイロットのエミル・J.スミスを探し出し,インタビューを行った.彼は現在,ユナイテッド航空ニューヨーク支局に勤務している.彼は当時の記事は正確だったと証言している.
UA105便は午後9時4分にボイシを離陸した.約8分後,シアトルに向かう航空路上,アイダホ州エメット上空で,副操縦士のスティーブンスは編隊で飛行する物体群を発見した.彼は航空機だと思い,着陸灯を点灯した.
日没後の夕暮れの中よく観察すると,スミスとスティーブンスは前方の5個の物体には主翼も尾翼もついていないことに気づいた.彼らはスチュワーデスを呼び,しばらくの間観察した.地上から確認してもらうためにオレゴン州オンタリオのCAAを呼び出した.その後,物体は高速で西に向かって飛び去り,見えなくなった.
スミスは,当時錯覚の原因となるような雲は出ておらず,通常の航空機ではないと断定するのに十分な時間観察できたことを強調した.
物体は“底が平らで,上部は丸かった”ようだと述べ,はっきりとはわからなかったが,上部に何か凸凹があったようだと付け加えた.
彼らは5個の物体を見失った直後に,4個の編隊(3個は一列で,もう一つは横に離れていた)が彼らの前方に進入してきた.物体群はDC-3の高度8,000フィートよりもやや高い高度を西に飛行していた.当時の航空機の速度よりはるかに速い速度で視界外に消えた.
スミスによれば,物体のサイズや距離は不明だが,通常の航空機よりかなり大きいようだったという.
目撃の数日前,“フライングソーサー”のニュース記事が初めて世間に流れたが,スミスは気にもとめていなかった.しかし,9個の翼のない高速飛行物体を目撃して以来,この問題に非常に興味を持つようになった.
だが彼は,私と話しているときには,この物体の正体,起源を推測しようとしたりはしなかった.スミスと古くからの知り合いのユナイテッド航空職員と話したが,彼は信頼できる人物だと保証した.
考察
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