UFOの目撃者がいつも一人なのはなぜですか? どうして多数の目撃者が存在しないのですか?
単独のUFO目撃者による報告の方が複数の目撃者の場合よりも多いのは事実である.だが,興味深いUFO報告が単独の目撃者によるものばかりではないことを示し,それを検討してみよう.
1.ケース9.ニューメキシコ州ファーミントン,1950年3月17日 考察
2.ケース10.ワシントン州ロングビュー,1949年7月3日 考察
3.ケース11.ユタ州ソルトレイクシティ,1961年10月3日 考察
4.ケース12.ワシントン州モーゼス湖ローソンAFB,1953年1月8日
考察
5.ケース13.サバンナ川AEC(原子力委員会)施設,1952年夏 考察
6.ケース14.コロラド州トリニダード,1966年3月23日 考察
7.ケース15.カリフォルニア州レッドランズ,1968年2月4日 考察
8.他にも多くの複数の目撃者がいる事件がある.国内外の情報源から事件を引用できるが,私自身がインタビューした事例でもこのカテゴリの事件が他にもある.
1954年10月28日にローマに現れた物体は,クレア・ブース・ルース米国大使10)や他の大使館員を含む数千人が目撃したと言われている.ルース夫人によれば,その物体は1ドル銀貨のような形状で,約30秒で空を通過したと話している.
1959年6月26,27日,ニューギニアのボイアナイ近郊では数十人が目撃した.その主要人物であるウィリアム・B.ジル牧師に,私は1967年にインタビューした.
ブローチャー8)は目撃者が数十人から100人を超える1947年中頃の多数の目撃事例について述べている.ホール10)は最近の事例を紹介している.
UFOは,一人で人里離れた田舎道を走行している人(確かによくありがちな状況である)以外には目撃されないという話は,まったく事実とは異なる.それは他の多くの情報で裏付けられる.多数の目撃者がいる事例は,意外に多いのである.
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