未確認飛行物体に関する報告

Edward J. Ruppelt,The Report on Unidentified Flying Objects, Dubleday, 1956.


 ワシントンUFO事件50周年特別出版

未確認飛行物体に関する古典的名著がついに完訳!

未確認飛行物体FUFOR,CUFOS,MUFONなどの海外のUFO研究団体も本書を高く評価

巻末の「解説」では、原著刊行の意外な事実が明らかに…


未確認飛行物体に関する報告──E.J.ルッペルト著 開成出版 2002年(学術研究出版センター:SSPC)未確認飛行物体に関する古典的名著がついに完訳!FUFOR,CUFOS,MUFONなどの海外のUFO研究団体も本書を高く評価。巻末の「解説」では、原著刊行の意外な事実が明らかに…(Edward J. Ruppelt,The Report on Unidentified Flying Objects, Dubleday, 1956.)
エドワード・J.ルッペルト著
Japan UFO Project 監訳
開成出版 2002年 ISBN:4-87603-266-1
190ページ B5上製 本体価格 \10,000

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 内容紹介

ブルーブック機関長ルッペルト大尉

ブルーブック機関長ルッペルト大尉

 周知のように、いわゆるUFO現象は、第2次大戦後まもなく、米国をはじめとする世界各国の人心をゆるがす重大な社会問題として、世界史の前面に登場した。
 こうした社会問題としてのUFOの歴史を研究する場合、少なくともその初期の時代に関しては故エドワード・ルッペルトの著書『未確認飛行物体に関する報告』が必須資料といえるだろう。これは、米空軍公式UFO調査機関「プロジェクト・ブルーブック」初代機関長をつとめたルッペルトが、退役後、1956年に個人の著作として公刊したものである。
 『未確認飛行物体に関する報告』は、客観的で資料的価値の高いドキュメントであるのみならず、UFO地球外文明仮説についての実証的な調査研究結果として、現在でもその説得力はいささかも衰えていない。
 この本はまた、ルッペルトという若干20歳代の白面の一青年がたどった、栄光と挫折についての悲劇的なストーリーでもある。
 彼は、人類史的課題を解決するという使命感に燃えて、米空軍公式UFO調査機関の責任者という重要なポストをひきうけ、何者をも怖れない大胆さと、いかなる偏見にもとらわれない冷静さをもって、世紀の謎に真正面から取り組んでいく。そして自らの才幹と科学技術関係者や一般市民の自発的協力などによって、調査研究できわめて優れた成果を達成する。
 この成果をふまえ、ルッペルトは強靱な説得力を発揮して、一流科学者たちからなる専門家諮問委員会に働きかける。この委員会の勧告をテコにして米政府を動かし、大規模な科学的UFO調査の着手を決定させ、人類と地球外文明との直接接触がすでに開始されているという重大事実を最終的に確証しようとしたのである……


 

「知的エリートの栄光と挫折」渡辺威夫(『UFOと宇宙』1980年7月号)より

 

 

 主な登場人物

日本本土爆撃司令官
カーチス・P.ルメイ将軍

空軍情報部部長
ジョン・サムフォード少将

ブルーブック顧問
アレン・J.ハイネック博士

UFO騒動の発端
ケネス・アーノルド

空軍情報部部長
チャールズ・P.カベル少将

原爆開発決定に関わった
バンネバー・ブッシュ博士

UFOを迎撃して墜落死した
トーマス・マンテル大尉

空軍参謀長
ホイト・バンデンバーグ将軍

水爆の父、SDI提唱者
エドワード・テラー博士

ジャーナリスト
ドナルド・キーホー

ブルーブック支局
デューイ・フォーネット少佐

ブルーブック広報官
アル・チョップ

ロケット開発の父
ヘルマン・オーベルト博士

ATIC所属
ローゼンガーテン中佐

ブルーブック監査役
W.ガーランド将軍

UFO査問会を主催した
H.P.ロバートソン博士

レーダーUFOを観測した
バーンズ主任管制官

国際宇宙飛行連盟会長
フレデリック・デュラント

UFO否定論者
ドナルド・メンゼル博士

ATIC局長
フランク・ダン大佐

UFOムービーを撮影した
ニューハウス准尉

UFOを目撃した
ケーシー・ピアマン機長

V-2ロケット主任設計技師
ウォルター・リーデル博士

ADC情報部
チャイドロー将軍

 

CUFOS, MUFON, MUFON-CES, NARACAP, La Fundacion Anomalia など、数多くの海外のUFO研究団体が本書を高く評価!


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航空機と未確認飛行物体の、生々しい遭遇事例を多数収録


F-51戦闘機
光体は旋回コースを変更した.F-51と衝突しそうなコースである.UFOはF-51にわざと衝突しようとしているようだった.ゴーマン少尉は,衝突を回避するため急降下した.UFOはF-51のキャノピーのわずか数フィート先をかすめた.……「私は,光体の機動が思考,すなわち知性により制御されている,とはっきり感じました」とゴーマン少尉は後にATICの調査員に語っている.

F-61戦闘機
F-61ブラックウイドー夜間戦闘機が日本上空を哨戒中,機上レーダーで未確認目標を捕捉した.……F-61は目標を迎撃しようとして12,000フィート以内に接近したが,目標は推定速度1,200mphに加速して,F-61を引き離し,再度減速した.F-61の乗員はUFOに6回接近しようとした.乗員によれば,一度は目標の輪郭が見えるほど十分接近した.目標は20〜30フィートの長さで,弾丸のような形状だったという.
T-6練習機
さらに接近すると光体は急上昇し,私の機の上空を通過した.また接近しようとすると,光体は旋回した.光体の旋回の内側に回り込んで,光体を月と自機の間に位置させようとした.しかし,最小旋回半径でも内側に回り込めず,どうしても月の光でその光体のシルエットを浮かび上がらせることはできなかった.

TWA,C-54貨物機
彼らは実際に45度右旋回してみたが,その“気球”はほんの少し後方に下がっただけであった.気球ならもっと後方に下がるはずである.その物体は,C-54の旋回の外側を旋回するために加速しているようだった.パイロットはさらに旋回を続け,360度急旋回させたがUFOはついてきており,依然C-54の左側にあった.UFOがC-54からどの位離れた所にあるかわからないので,その速度を測ることはできなかった.しかし,C-54の360度旋回についてきて常に左側に位置するためには,ものすごい速度が必要なことは確かだった.

F-86戦闘機
物体が1,000フィートほどまで離れたとき,彼は決心した.UFOを逃がさないために行える唯一の手段をとった.それはまさにゴリアテに戦いを挑むダビデのようであったが,彼は一か八かやってみるしかなかった.すぐに機銃に装弾し,彼は銃撃を開始した.すぐに物体は上昇に転じ,数秒で飛び去ってしまった.

パンアメリカン航空DC-4
その物体は接近し続け,閃光を発しながらDC-4の左翼のすぐ近くを高速で通過した.乗員が反応する間もなく,さらに2つの小さい火の玉がすぐ側で閃光を放った.……パイロットのうちの一人は後に次のように語った.……「フライングソーサーを見たなんていうやつは頭がおかしいと思っていた.今はそうは思っていないよ」

F-94B戦闘機
未確認の光体をF-94が迎撃しようとして失敗するのを,地上監視部隊が目撃した.この2つの事例では,機首にレーダーを装備したジェット機のパイロットが,肉眼で1個の光体をとらえて接近し,レーダー手がこれを自動射撃装置でロックオンするところまでこぎつけた.だが,いずれの場合も,問題の光体がすさまじい回避行動をとったため,数秒間でロックオンを破られ,離脱されてしまった.

F-94C戦闘機
パイロットは,「ちょうど彼らが猫,我々がネズミ.猫に飛びかかられそうに感じた瞬間が何度かあり,これはまるで空中で繰り広げられた“猫がネズミをもて遊ぶゲーム”のようだなと思い,恐ろしかった」と話していた.

F-86戦闘機
管制官の指示と同時に上を見た指揮官パイロットは,数千フィート先に銀色の球体を発見.僚機に指示し,2機は上昇を開始した.機の性能ぎりぎりの高度まで達しても,UFOとはまだ距離がある.巨大な球体または円盤──その時点では,円盤に見えた──の正体を確認しようとしたが,これではわからない.そこでその10分後,パイロットの一人は失速しそうになりながらぐっと機首を上げ,ガンカメラのフィルム数フィートに映像を収めた.

F-94B戦闘機
0時3分,すぐ近くのジョンソンAFBからスクランブル発進した1機のF-94がその空域に進入してきた.レーダー基地の管制官はF-94を横浜南方の東京湾上空の,UFOの“背後”に誘導した.レーダー管制官がF-94のパイロットに指示を与え続け,レーダー上でF-94の正面に目標があると伝えた瞬間,後部座席のレーダー操作員がロックオンしたと叫んだ.……ちょうど目標が“グランドクラッタ”に入った時,ロックオンがはずされた.目標は瞬時に迎撃機を引き離したようだった.それとほぼ同時に,管制塔要員はUFOを見失ったと報告した.

ミーティア戦闘機
球形の輝く物体で,味方機だと識別できなかったので,追跡を開始した.しかし1,2分で彼らは物体を見失ってしまった.基地に近づいたときに,パイロットのひとりが後ろを振り返ると,UFOが追尾しているのが見えた.パイロットは反転すると,UFOも反転した.UFOはまたもミーティアを振り切って飛び去った.

F-84戦闘機
彼は,ドイツ上空でBf109,Fw190,Me262と渡り合い,朝鮮半島ではMig15とドッグファイトを行ったほどの男だった.だがそんな彼でも,問題の巨大で明るい青白い光は恐怖の存在だったのだ.彼は管制官に,迎撃を中止したいと申し出た.迎撃が中止されると,光体はジェット機の方には戻ってこなかった.

バンパイア戦闘機
ロンドン地区のレーダーがまた複数の目標を捕捉した.2機のバンパイア戦闘機がスクランブル発進し,パイロットは“異常な物体”を目撃した.レーダーサイトからも目標が目撃された.レーダーサイトの望遠鏡では目標はつやのない白いテニスボールのように見えた.

RB-29写真偵察機
少佐が連絡してきたとき,後部のブリスター内にいた監視員たちがUFOを目撃した,とパイロットに連絡してきたが,パイロットは彼らに頭は大丈夫かと話していたところだった.撮影専用機なので,RB-29にはカメラが搭載されていた.……このとき少佐は,手を伸ばしてインターバロメーターのボタンを押し,UFOが飛び去る前に,航空機後部にある垂直方向にセットされた大型カメラで撮影した.

 

証拠能力の高いレーダーによるUFO捕捉例も多数掲載


研修生は基地の東南約11,000ヤードを低空で北方に飛ぶ目標を捕捉した.彼は自動追跡にスイッチを切り替えたが,失敗,また失敗,3度目も失敗した.研修生は困った様子をありありと浮かべ,訪問した将校たちの方を振り返って,こう述べた.「速すぎてこのレーダーでは自動追跡できません.ジェット機より速く飛んでいます!」上官たちの眉がつり上がった.ジェットより速いというのは何なんだ?

彼はレーダーのスイッチを切ろうとしている作員を怒鳴りそうになった.異常なことに気づいたのだ.スコープ上の最後のブリップの間隔が大きかったのである.スコープを見ていた操作員は他の操作員に大声で言った.「C-3より3倍は速いぞ」……UFOは35,000フィート/分で上昇し,いつの間にか時速約550マイルで飛行していた.操作員たちがスコープを見ていると,目標はしばらく水平飛行し,ついで急降下し,そして今度は55,000フィートを水平飛行した.

夜が明ける少し前に,アメリカ北部国境近くにあるモンタナ州ヤーク郊外のADCレーダー基地がUFOを捕捉した.その報告は,ブルックレイで目撃されたものと酷似していたが,ただひとつ違うのは,今回は空が明るくなっていて,レーダー基地要員が目撃したのは光体ではなかったことである.彼らはレーダーがUFOを捕捉したその位置に“暗い色の葉巻型の物体”を目撃したのであった.

管制官がスコープを見ると,目標は速度を増し,南西に移動し始めていた.彼は部下2名に外に出て見てこいと怒鳴った.1,2秒して,青みがかった白い光がラピッドシティーの方に移動するのが見えます,という声が聞こえてきた.……現場にいた曹長は私に語った.長年任務(ヨーロッパおよび朝鮮半島で戦闘レーダーの操作を行っていた)についているが,これまでそんなに怖い思いをしたことはなかった,と.

レーダーはUFOを捕捉していた.航空機にしてはあまりにも低速すぎた.次にレーダー操作員はF-86が接近,上昇し,浅い角度でUFOの方に降下していくのを観測した.するとUFOは速度を上げ,十分な距離を維持し続けていた.その状態が2,3分続いた.その後,UFOはものすごい速度でスコープから飛び去っていった.

さてこのきわめて広く知られたワシントンナショナル空港目撃事件の最初の事例は,空港にあるCAAのログによれば,7月19日,午後11時40分,同空港の2基のレーダーがアンドリュースAFBの東方,および南方に,8個の未確認目標を捕捉したときに始まった.これらの目標群は航空機ではなかった.これらの目標群は,1時間ほど,時速100〜130マイルの低速でうろついていたあげく,突如“途方もない速度”に加速して,この空域から飛び去っていってしまったからである.

 

 序

未確認飛行物体に関する報告──E.J.ルッペルト著 開成出版 2002年(学術研究出版センター:SSPC)UFOの古典的名著がついに完訳!FUFOR,CUFOS,MUFONなどの海外のUFO研究団体も本書を高く評価。巻末の「解説」では、原著刊行の意外な事実が明らかに…(Edward J. Ruppelt,The Report on Unidentified Flying Objects, Dubleday, 1956.)

原著表紙

 本書は,未確認飛行物体,フライングソーサーに関するものである.この魅力的なテーマについてすべての事実を,軍人民間人を問わず,はじめて一つの文書にまとめたものだ.実際のところ,本書は書籍というよりは報告書といった内容である.
 本書は一般の書籍と同じ形態をとっているが,それ以外の点は,私が空軍のUFO研究プロジェクト,プロジェクトブルーブックの機関長を務めていたときの,公式の記述方法で書かれている.
 本書では公式報告と同様,多くの事例でUFO目撃報告者やプロジェクト関係者など,特定の人物名を省いている.同じ理由で,目撃場所もいくつか変更を加えている.
 第15章は,原子力関係の科学者が設置した放射線検出器の近くでUFOが報告されたとき,必ず放射線が検出されたという内容だが,これはまったくの事実である.
 しかし,空軍は情報源を明かさないという方針をとっており,協力者を保護している.そのため,関係者の氏名は“機密”にしなければならなかった.
 だが,名前の省略,地名の変更は基本的事実を変えるものではない.この報告は事実──すべての事実──に基づいている(重要でない点は省いているが)ということを,断言しておく.
 私は十分に時間をかけて,この報告を執筆した.正確に記述しなければならないからである.
 本書を執筆したのは,最終的には次の2つの理由からである.
 第一に,フライングソーサーが世界的な関心を集めていること.人々は事実を知りたがっている.しかし,その事実は,混乱と機密が原因でかなり不明瞭なものになっている.天秤の一方には,でたらめな推測を好む状況があり,もう一方には危険なほど無関心な態度があるのだ.正しい評価ができるようにするためにも,すべての事実を明らかにしなければならない.
 第二に,私はUFO報告の調査,分析に2年の歳月を費やし,UFOを目撃した人々──実業家,パイロット,技術者,司令官,一般の人々──の話を聞き,多数の優秀な学者とともにこの問題を考察していた.私は空軍がこの問題で奮闘してきたことを,詳細な報告にまとめられる立場にあると感じた.
 だが,この問題は機密事項が関係しているため,この報告を書くのは難しかった.
 1947年6月にフライングソーサーが初めて報告されたが,それ以後,空軍は地球外起源の宇宙船が存在するという証拠はない,と公式に発言していることは,よく知られている.しかし,この結論が,軍と軍の顧問科学者の一致した見解ではない,ということはあまり知られていない.
 その原因は“証拠”という言葉にある.
 何をもって証拠と見なすのか?
 UFOがペンタゴンの近くに着陸しなければならないのだろうか?
 地上のレーダーがUFOを捕捉し,ジェット機がそれを迎撃,パイロットがそれを目撃,機上レーダーでロックオンしたが,UFOが驚くべき速度で飛び去った,とすればそれが証拠になるのだろうか?
 ジェット機のパイロットがUFOに対して発砲したことを,軍法会議にかけられる覚悟で,その話を主張し続ければ,それが証拠になるのだろうか?
 これらは証拠とみなせるのだろうか?
 論争を重ねてきたこの問いに対する答えが,「UFOは実在するのか?」という問いの答えとなると言ってよいだろう.
 読者自身が判断できるよう,ここに事実──すべての事実──を明らかにしよう.


1955年7月
E.J.ルッペルト

 

 

 目 次

 

  序

 

 

第1章 プロジェクトブルーブック

 

   破棄されたUFO報告
   F-86がUFOを銃撃
   UFO銃撃報告書破棄の経緯
   プロジェクトブルーブック設立までの経緯
   空中給油機をUFOと誤認           
   既知の現象に該当しない識別不能事例の存在   
   2名の大佐が3機のデルタ翼機を目撃       
   フェアチャイルドAFB事件          
   当初から問題のあったマスコミのUFO報道   
   ブルーブックの情報活動  

          


第2章 混乱の時代

 

   UFO調査プロジェクト,プロジェクトサイン始動
   アーノルド事件での2つの解釈         
   UFO研究家にもてあそばれたアーノルド事件 
   アーノルドを取材した元記者の証言      
   アーノルド事件以後に目撃事件が多発     
   ムーロックAFBでのUFO観測       
   UFOソ連航空機説           
   混乱の時代の始まり             
   モーリー島事件               
   モーリー島事件はでっち上げだった      
   地球外仮説に焦点が移る           
   矛盾する空軍の説明    

      

 

第3章 古典的事例

 

    1948年のUFOの動向   
    ゴーストロケット       
    マンテル大尉事件            
    マンテル大尉事件その後の波紋      
    ハイネック博士との出会い         
    マンテル大尉はなぜ酸素マスクなしで上昇したか 
    スカイフック気球説              
    イースタン航空機事件             
    地球外仮説を支持した状況評価報告書      
    F-51のゴーマン少尉がUFOと空中戦      
    F-47,F-94とUFOの対決           
    海軍機もUFOと空中戦            
    誤認の可能性が高まる夜間飛行         
    空軍参謀長,地球外仮説を拒否         
    最初のレーダー肉眼同時捕捉例 

 

        

第4章 プロジェクトトゥインクル

 

   緑の火の玉ニューメキシコに出現        
   6年前の緑の火の玉事件             
   隕石の専門家ラパス博士の調査         
   緑の火の玉,会議にかけられる         
   プロジェクトトゥインクル           
   緑の火の玉は地球外起源の大気圏突入実験機    
   緑の火の玉が自然現象ではない根拠       
   陸軍のUFO観測計画             
   情報部内の派閥の動向             
   巨大な隠蔽の可能性    

 

         

第5章 暗黒の時代

 

   プロジェクトグラッジの誕生          
   プロジェクトグラッジの情報操作        
   空軍に対する疑惑が広まる           
   ドナルド・キーホーの登場           
   グラッジ報告                 
   プロジェクトグラッジへの勧告  

 

       

第6章 困惑する空軍

 

   グラッジ,空軍情報部から叱責         
   ホワイトサンズ実験場でのUFO目撃      
   ATIC近くでのUFO目撃事件        
   レーダー目標の正体は氷の雲          
   数千機のUFOが出現     
   マスコミのUFO報道が活発化         
   多発する航空機乗員からの目撃報告       
   UFOを目撃した旅客機パイロットたちの感情  
   旅客機パイロットも地球外仮説を支持      
   UFOに対する空軍の反応  

 

         

第7章 ペンタゴンの怒り

 

   朝鮮戦争勃発時のUFOの動向         
   ルッペルト大尉ATICに配属         
   B-29の胴体のようなUFO           
   ATIC内の見解の不一致           
   ライフ誌記者のATIC訪問          
   ホワイトサンズで撮影されたUFO       
   レーダーの原理                
   フォートモンマスレーダーUFO事件      
   空軍上層部,グラッジ報告に反発        
   ルッペルト,プロジェクトの機関長に      
   ロングビーチ事件     

 

          

第8章 ラボック光体群

 

   V字形の巨大な全翼機             
   ラボックでの調査開始             
   教授たちの光体群目撃証言           
   撮影されたラボック光体群           
   チドリの群れの可能性             
   母娘が目撃した洋なし形UFO         
   アルバカーキでの目撃を裏付ける新たな目撃証言 
   光体群の写真の分析              
   チドリによる街灯反射説            
   事件の鍵は“音”                
   異なる特性をもつ2基のレーダーによる観測    
   ラボック光体群の正体判明

 

 

第9章 新生プロジェクトグラッジ
 
   フォートモンマス事件解決            
   地上および空中から目撃されたテレホート事件  
   ロングビーチ事件は識別不能           
   新生プロジェクトグラッジ           
   新生プロジェクトに対する科学者たちの反応    
   国防上重要な地域に出没するUFO       
   正確なデータの入手および三角測量による計算   
   プロジェクトベア               
   スカイフック気球とUFOの同時観測       
   ミッチェルAFB事件      

 

       

第10章 ブルーブックの活動拡大

 

   アラスカ上空でF-94がUFOを迎撃       
   アラスカのUFO,気象目標と断定       
   レーダー技術者の反論              
   最新レーダーのテスト中にUFO捕捉      
   ADCの調査協力               
   UFOプロジェクトワシントン支局の誕生    
   カナダ,ヨーロッパ各国のUFOへの関心  
   プロジェクトブルーブック発足     
   ライフ誌のUFO記事        
   プロジェクトの権限を強化した空軍書簡200-5 
   大西洋上で民間機がUFOに遭遇  
   将軍たちのパーティーにUFOが参加 
   広報担当アル・チョップの抜擢  
   F-94,2個飛行中隊による観測計画 
   空軍省長官の声明  

 


第11章 ビッグフラップ

 

   UFO報告の選別作業  
   UFO質問表の使用   
   ビッグフラップの始まり 
   ロスアンゼルスでレーダー試験中にUFOを捕捉 
   ルッペルト,ブルーブック機関長に就任 
   東海岸にUFO報告が集中   
   一連のUFOの正体は気球   
   90度ターンする“流星”  
   ビッグフラップに関する状況報告  
   批判にさらされた流星の誤認説  
   UFOの分光観測計画    
   7月1日に良質の報告が集中   
   上層部の意見の分裂      
   モントローズビーチで数百名が目撃    
   デイトンでもUFOを目撃         
   パトリックAFBでUFO観測    

 

 

第12章 ワシントンナショナル空港事件

 

   ある科学者の予言              
   一面トップに掲載されたUFO事件     
   第1次ワシントン事件             
   調査活動を阻害されたルッペルト大尉  
   他の地域でも迎撃事件発生        
   第2次ワシントン事件     
   トルーマン大統領ワシントン事件に多大の関心 
   史上最長の空軍の記者会見    
   証言を翻す関係者たち       
   事件は識別不能と判定          
   否定会見直後にまたUFO迎撃事件 

 

    

第13章 スカウトマスター事件

 

   サムフォード将軍の記者会見の波紋     
   F-86のガンカメラがUFOを撮影        
   UFOの正体は気球と航空機        
   スカウトマスター事件調査開始       
   謎の光体の落下を目撃            
   巨大な物体がスカウトマスターの頭上に滞空   
   航空医官の疑念                 
   証拠品の徹底的な分析             
   スカウトマスターの過去が判明        
   でっち上げ説に対する重大な疑問       
   誘導加熱の可能性         

 

     

第14章 証拠となる基準

 

   羽田空軍基地事件         
   UFO,F-94のロックオンを回避       
   フォーネット少佐,UFOの知的制御を証明   
   アメリカおよびヨーロッパの科学者たちの助言  
   ブルックレイAFBの“UFO信者”     
   ADCでの定期報告            
   メインブレイス事件            
   ブルーブックの3つの計画       
   具体的な観測計画       

 

 

第15章 放射線を出すUFO

 

   科学者によるUFO査問会招集決定  
   UFOが放射線を出すという噂   
   放射線UFO事件の真相        
   鉱物研究会の結成        
   他の研究者も放射線UFOを観測       
   レーダーと放射線観測網による同時観測 
   天文学者が大火球と放射線を同時観測   
   証拠の基準という壁       

 

      

第16章 ロバートソン査問会

 

   そうそうたる顔ぶれがそろった査問会   
   UFO報告の統計分析           
   懐疑的意見の検証              
   19世紀末の謎の飛行船騒動         
   天文学者はUFOをどう考えているか     
   UFO目撃の心理的要素の検討        
   地球外仮説の証明に対する査問会の反応    
   モンタナムービー            
   トレモントンムービー          
   光を反射するカモメ    
   円盤の形状をしていたトレモントンのUFO  
   査問会の出した予想外の結論        

 


第17章 UFOとは何か?

 

   F-86戦闘機の前で分裂したUFO       
   UFO観測計画の中止が決定        
   正体不明の飛行機雲をF-84が追跡      
   UFO調査に最適の組織,航空情報部隊の協力  
   ルッペルト退役直後の大事件         
   ベテランの戦闘機乗りが恐怖を感じる    
   ヨーロッパでも発生したUFOフラップ    
   UFOフラップが共産圏に拡大        
   RB-29写真偵察機がUFOを撮影        
   客観的態度をとる科学者とそうでない科学者   
   今後に期待がもてる空軍のUFO研究     

 

 

     解 説                  


 

 

 

 書評

◆空軍がUFOを許容し肉薄していた古き良き時代の名著

◆UFO書籍,古典中の古典

 

 関連リンク

「未確認飛行物体に関する報告」を読んでわかること

レイクンヒース・レーダー肉眼捕捉UFO事例 1956.08.13-14(G.D.セイヤー)

UFOとレーダー(フィリップ・J.クラス)

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