米下院UFOシンポジウム>マクドナルド博士(公聴会用論文) >気象学者や気象観測員は,空を見る機会が多いのに,なぜ彼らはUFOを目撃しないのですか? >2.ケース27.アリゾナ州ユマ,1953年2月4日 >考察
2.ケース27.アリゾナ州ユマ,1953年2月4日 考察 この事例は公式ファイルでは“識別不能”とされている(公式ファイルでのこの事例の要約については参考文献7参照).これらの物体は,太陽の近くを飛行していたので,浮遊微小粒子による太陽光線の前方散乱の可能性が考えられる. しかし最初,太陽から約40度離れた位置で物体が捕捉されたが,この位置では小角散乱が生じることはない.さらに,空中散乱が原因だったとすると,まず間違いなく5分以内に大気の乱れにより2個の像は離れてしまうはずだ. しかし,観測者の報告によれば,経緯儀の約1度の視野角内を一緒に移動しているのである.そして,2番目の物体が視野から出た後,最初の物体の近くに戻ってきたという事実は,浮遊微小粒子仮説では説明できない. したがって,“識別不能”という公式の分類は,この場合妥当だと思われる.
「米下院UFOシンポジウム」収録のマクドナルド博士の論文
「米下院UFOシンポジウム」収録論文執筆者
ハイネック| マクドナルド| カール・セーガン| ホール| ハーダー ベイカー| ウォーカー| メンゼル| スプリンクル ヘンダーソン| フリードマン| シェパード| ソールズベリー
「米下院UFOシンポジウム」ダイジェスト| 「米下院UFOシンポジウム」のご注文
SSPCのUFO書籍・資料 「レーダー捕捉UFO事例の研究」 「未確認飛行物体に関する報告」 「コンドン報告第1巻」 「ブルーブックケースファイル」 「米下院UFOシンポジウム」 「コンドン報告第3巻」 「全米UFO論争史」 「ヨーロッパのUFO」
メルマガ「UFO研究WEBマガジン」 テーマはUFOの学術的研究.毎号,海外の優れた研究をご紹介.