3.ケース18,テキサス州ベイタウン,1966年7月18日 考察
マスコミでのUFOの議論では,この件でも“沼地ガス”による説明が見られた.ジャクソンは,近くに沼はなく,「ガスにしては高度が高すぎる」と進んで意見を述べた.また「火の玉ではなかったのは確かだ」とポストの記者に話している.「なあ,そこに座って窓の数を数えてみてくれ.窓じゃないものを見間違ったなんて思わないよな」とも話していた.
ジャクソンと話したとき,私は既知現象での説明に対してよく聞く反論を聞いた.ジャクソンは,音は聞こえなかったことについて,「それがジェット機だったら,俺たちは爆音で耳をやられていたはずだ」と表現している.
他の多くの事例と同様,はっきりとした機械的な構造,明瞭な輪郭,ここでは“窓”と呼んでいる副次的な“構造”の特徴などから,自然現象を見間違えたものではないことがわかる.
UFOは中規模の街中で滞空したが,証言したのは二人だけで,残りの二人は証言しなかった.このことを理解するのはそれほど難しくない.大勢の目撃者を取材したくても,嘲笑されやすい状況のせいで,それができないのである.
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