7.ケース7.
インディアナ州ゴーシェン,1950年4月21日
もう1件,航空機からの目撃例で調査する価値があると思われるものに,1950年4月27日夕方,TWA,DC-3機の乗員および乗客が目撃した事例がある4,5,10,23).
パイロットのロバート・アーディケス機長と副操縦士ロバート・F.マニングにインタビューし,最初にキーホーが雑誌記事に詳しく書いた31)主要な点をすべて確認した.
DC-3は約2,000フィート上空を,シカゴに向けて飛行していた.そして午後8時25分頃,マニング副操縦士は右側後方,機体背後のかなり近い位置に,次第に大きくなる赤い物体を発見した.彼はその夜遅く,宿泊したシカゴホテルで書きとめたメモのコピーを送付してくれた.以下に引用する.
「濃い赤色をした昇る月に似ており,比較的低速で近づいてくるようだった.約2分間その動きを観察して,物体の正体を見極めようとした.それからアーディケス機長に知らせ,彼の考えを聞いてみた.機長はスチュワーデスのグロリア・ヘンショーを呼んで,物体を確認させた.その時点で物体は相対方位約100度,我々の機体のすこし下方にあり,半マイルほど離れて機に対して一定の位置を保っているようであった」
マニングの説明によれば,アーディケス機長は,スチュワーデスに客室に戻って乗客に注意を促すよう指示し31),DC-3を右にバンクさせて未知の物体に接近しようとした.マニング副操縦士は1950年4月27日に書いた報告でさらにこう述べている.
「我々が方向を変えると,物体はわずかに北西方向つまりサウスベンドの空港の方に変針したようだった.そして速度を上げて降下し,数分で姿を消してしまった……」
考察
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