ヨーロッパのUFO >第4章 同一形状のUFO

(前略)

 1984年,ニューヨーク州ハドソンバレーで巨大なブーメラン形の飛行物体を何千もの人々が目撃した.この物体は,ハイウェイ上空の低高度を飛行,滞空し,交通がマヒした.まるで多くの人に目撃されることを望んでいるかのような行動だった.その大きさは100mを超えていた.ブーメラン形物体は金属製のような外観で,前部には,多数の色の付いたライトがあった.その中央には,大きな赤いライトがあった.物体には弱いライトが多数あり,物体の後方に“焦点”があるような形状だった.目撃者の話では,この“焦点”の近くに,2個の赤く輝く点があった(図4. 1a).
 この形状は,他のUFO目撃談から想像できるようなものではないのは確かである.
 マクデブルクの住宅街の人たちは,ハドソンバレーのUFO目撃の話を聞いたことがなかったであろう.1993年9月18日21:30時,ハドソンバレーのUFOと非常によく似たブーメラン形の物体が出現し,2つのグループ,15名が違う場所から目撃している.この物体も100mほどあり,いかり,きのこ,ブーメランのような形状で,後部が発光していた,と目撃者たちは証言している.物体にはライトの列がいくつかあった.複数のライトが曲線を描くように配置されていて,曲線の“焦点”がブーメランの後方にあるようだった.“焦点”の近くには,2つの丸くて赤いライトがあったという.物体は,数分間,マクデブルク郊外の住宅上空,低高度を無音でゆっくりと飛行した.これらの物体は以後その場所では目撃されていない.ニューヨーク州ハドソンバレーとドイツの目撃者が描いたものと比較すると,これらの物体には同じ特徴があることが分かる(図4. 1b).

(後略)

図4. 1a 1984年にニューヨーク州ハドソンバレーで目撃された低速で飛行する“ブーメラン形”物体.

図4. 1b 1993年9月18日,マクデブルクで目撃された物体.ハドソンバレーで目撃されたものとよく似ている.


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    謝辞
    推薦の言葉  発見科学総合研究所
    発見科学総合研究所について
    序文  ジョン・F.シェスラー
         ブルー・マカビー
         リチャード・ヘインズ


 第1章 過去のUFO事例
   1. 1 フランス,ドイツ,英国の歴史的事例(16〜18世紀)
   1. 2 フーファイターとミラクル兵器
   1. 3 ヨーロッパ上空のゴーストロケット
   1. 4 ヨーロッパで発生した有名なUFO事例

 第2章 様々なUFOの形状
   2. 1 フランクフルト近郊のメッセルで目撃されたドーム付円盤
   2. 2 ローゼンハイム市近郊ホッホリース上空の卵形物体
   2. 3 イェムグム上空の葉巻形物体
   2. 4 インゴルシュタット上空の星形物体
   2. 5 プラウエン事例

 第3章 三角形のUFO

 第4章 同一形状のUFO

 第5章 UFO着陸・搭乗者目撃事例
   5. 1 コンタクトなしの搭乗者目撃
   5. 2 ランゲンアルゲン・コンスタンス湖事例
    5. 2. 1 コンスタンス湖上空の輝く物体
    5. 2. 2 バルデック・カフェ上空の物体
    5. 2. 3 異様な生物の出現
    5. 2. 4 他の目撃者
    5. 2. 5 事件後の影響
    5. 2. 6 物理的な調査
    5. 2. 7 心理学的調査
    5. 2. 8 退行催眠セッション
    5. 2. 9 精神科医の評価
    5. 2. 10 メンインブラックの出現

 第6章 UFOが残した金属片
   着陸現場の特定
   金属製の物体
   角の摩滅の跡

 第7章 UFOの証拠となる写真
   7. 1 グライフスバルトの光体
   7. 2 ギゼッペ・ルシフォーラが撮影したUFO
   7. 3 有名なナゴラの写真

 第8章 レーダーが捕捉したUFO
   8. 1 現在の防空システムにおける識別不能物体の扱い
   8. 2 レーダー画像分析の失敗
   8. 3 中欧の航空管制で使用される合成ディスプレイ
   8. 4 識別不能レーダー航跡の特徴
   8. 5 無秩序な飛行経路
   8. 6 知性的な挙動を示す航跡
   8. 7 軍のレーダー監視主任が三角形UFOを目撃

 第9章 高感度磁場検出器

 第10章 UFOが周囲に及ぼす影響
   10. 1 データカタログと統計分析
   10. 2 デンマークで同じ車が2度遭遇した電磁障害
   10. 3 フランス,トランス・アン・プロバンスにおけるUFO着陸後の物理的影響


原書表紙
 第11章 UFOの起源
   11. 1 概論
   11. 2 地球外仮説
   11. 3 心理学的現象,超常現象説
   11. 4 精神投影説
   11. 5 構造の歪み理論(TST)
   11. 6 地光仮説
   11. 7 平行宇宙説
   11. 8 異次元仮説
   11. 9 プロジェクター理論
   11. 10 タイムトラベル説
   まとめ

    附録A オルセンの信頼度指数
    附録B MUFON-CESの目標と活動
       1)画像分析班 2)レーダー分析班
       3)現地調査班 4)心理学研究班
       5)理論研究班 6)データ処理班

    訳者あとがき
    参考文献
    索引
    略歴


 



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「レーダー捕捉UFO事例の研究」 「未確認飛行物体に関する報告」 「コンドン報告第1巻」
「ブルーブックケースファイル」 「米下院UFOシンポジウム」 「コンドン報告第3巻」
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