全米UFO論争史 >第9章 コンドン委員会とその余波 |
コンドン委員会が設立されたのは,キーホー,ハイネック,民間UFO団体,議会,ニュースメディアの何年にも及ぶ圧力が頂点に達した結果であった.コンドン委員会は軍がベースではなく,大学がベースであったこと,そのメンバーが物理科学,社会科学の専門家であること,その目的がUFO現象の長期的,徹底的研究であったので,コンドン委員会はUFO論争に関わる全ての人々にとって,とてつもない重要性を持つことになった.しかし委員会は,内部分裂,方法論を巡る争い,個性のぶつかり合いの犠牲となり,ほとんどの問題を解決,あるいは明らかにすることはできなかった.実際,その最終報告書は委員会が回答した以上に疑問を浮き上がらせた.コンドン委員会は空軍からUFO問題を取り除くのには役立ったが,現象についての知識を増すことには実質上失敗した.
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謝辞 用語について 第1章 謎の飛行船 ─― 論争の序曲 第2章 現代のUFO目撃始まる 第3章 1952年のUFO目撃ウェーブ 第4章 ロバートソン査問会 第5章 コンタクティとUFOマニア 第6章 1954〜1958年 ―─ NICAPの台頭 第7章 議会公聴会開催を巡る争い 第8章 1965年 ─― 論争の転機 第9章 コンドン委員会とその余波 第10章 1973年 ── 過去からのこだま 空軍が受けた年間UFO報告数の変化 日本語版あとがき ・閲覧可能となった米政府文書 ・目撃報告の減少 ・ロズウェル事件 ・ネオコンタクティ ・UFO研究界 ・陰謀論 ・アブダクション ・次の段階 註 情報源について 主要参考文献 著者経歴 索引 本書で取り上げた書籍一覧
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