UFO書籍,古典中の古典

UFO批評 by J・N 第59号(2003年3月)より


書評──未確認飛行物体に関する報告

エドワード・J.ルッペルト著 Japan UFO Project 監訳 開成出版 2002年


 昔『空飛ぶ円盤ダイジェスト』が翻訳を連載していたけれど,未見の号が多く,完結したかどうかも不明.今回こうして縦横から読めるようになり,“古典中の古典”であると実感
 第一級の軍人・科学者たちが続々と目撃している状況の中では,今日の懐疑はに見られるが如き野次馬的態度は,場違い以外の何物でもなかった.あのロバートソン査問会(1953年)が宇宙船説を採用しなかったのも,機器による証拠が欠けていたからにすぎず,委員たちは,それを得させるためブルーブックの強化を勧告さえした!(p.172)
 UFOは,空中で飛行機の正面から急接近して来ることがよくある.しかし,仮にパイロットがUFOを避けなかったとしても,衝突することはないのであろう.それを物語る実例(1951年)はP.69.
 マンテル事件に添えられた「空母…から放出されるスカイフック気球.その巨大さがわかる」の写真が,日経2月15日朝刊『私の履歴書』に.先般ノーベル賞を受賞した小柴昌俊氏による連載14回の同記事は,写真に「シャイン教授が指揮した気球実験」と付す.小柴氏は,1960年に急逝した教授の,後継者だったのだ(連載13回).


沼川淳治



「未確認飛行物体に関する報告」を読んでわかること

未確認飛行物体に関する報告(詳細な解説)

 


SSPCのUFO書籍・資料
「レーダー捕捉UFO事例の研究」 「未確認飛行物体に関する報告」 「コンドン報告第1巻」
「ブルーブックケースファイル」 「米下院UFOシンポジウム」 「コンドン報告第3巻」
「全米UFO論争史」 「ヨーロッパのUFO」


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